こんにちは。ADHDのすみれです。
一般就労で10年働き、現在は福祉的就労で働いています。
6話は、障害者雇用の話題が出たり、「発達障害と明かしていたら採用されたのか？」など、かなり現実的な問題に踏み込んだ内容でした。
以下、発達障害者と仕事について解説します。
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障害者雇用は仕事の種類が少ないうえに低賃金
障害者雇用は、障害者手帳をもっている方向けの雇用で、障害や病気を明かしたうえで働きます。
障害者雇用の仕事は、事務（データ入力や資料作成）や軽作業（清掃）が多いです。
また、単純な仕事が多かったり、非正規雇用が多かったりするため、低賃金となりやすいです。
賃金に関しては、下記のデータがあります。
(10)賃金の状況
発達障害者の1ヵ月の平均賃金は、12万7千円(超過勤務手当を除く所定内給与額は12万3千円)
となっている。
週所定労働時間別にみると、通常(30時間以上)の者が16万4千円、20時間以上30時間未満の者が7万6千円、20時間未満の者が4万8千円となっている。
そのため、発達障害と明かさずに一般就労することを選ぶひともいます。
ただ、ひとによっては同じ会社に勤めながら、最初は最低賃金のアルバイトから始まって、1年かけて月収25万円の正社員になられた方もいます。
他にも、障害者雇用で年収450万円という方もいました。この方も最初は非正規での採用で、のちに正社員に切り替えになったそうです。
そのため、個人の働きぶりや企業によっては障害者雇用でもじゅうぶんな賃金を得られる可能性はあります。
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一般就労では、企業は発達障害者と知ったら採用しないと思う
身も蓋もないことをいってしまえば、企業側が一般就労で、わざわざ発達障害者を雇うメリットがないので、落とす企業が大半ではないでしょうか？※
※肯定したいわけではないですが、現実的にそうなってしまうのは避けられないと思うので。
応募者がたくさんいるのであれば、なおのこと。
ドラマや漫画をご覧になった方は、発達障害はひとりひとり特性が違うのがわかると思います。
そのため、発達障害者を雇うにしても、企業側が合理的配慮をするのが難しいです。
私は一般就労で10年ほど働きましたが、企業側も人員に余裕がないため、配慮が必要な可能性のある発達障害の方を一般就労であえて雇うのは難しいと思ってしまいます。
発達障害者が一般就労できる場合
とはいえ、障害を明かさないまま、もしくは職場の一部のひとに明かした状態で一般就労できている発達障害者の方もいるわけです。
彼らはどんな方なのかというと、下記のいずれかもしくは複数に該当しています。
②服薬により障害特性を抑えているひともいる
③自身の特性を言語化でき、困りごとに対処する能力がある
④できないこともあるが、できることもあり、職場に貢献できている
ようするに、一般就労で働く以上、周囲に迷惑をかけ過ぎず、一定の役割は果たせる必要があります。
それが難しいのであれば、障害者雇用で働かないと本人も周りも不幸になると個人的には思います。
知花さんの場合は③と④がある程度できているので、一般就労で働いていける可能性はあります。
終わりに
私は職場に迷惑をかけまいと無理しながら働くことに疲れてしまい、現在は福祉的就労で働いています。
一般就労をしなくともなんだかんだ生きてはいけるのですが、普通をあきらめたくないという知花さんの気持ちもわかります。
『僕の大好きな妻！』も残すところ2話。
名残惜しいですが、知花さんがどんな結末を迎えるのか見届けたいと思います。
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