『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』要約【先延ばし・完璧主義の方向け】

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こんにちは。ADHDのすみれです。

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を紹介します。

この本はこんな方にオススメ

  • やるべきことを先延ばしする
  • 完璧主義で、すぐ行動できない
  • やる気が落ちて行動を継続できない

こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

本書では、そんな悩みを解消できる37のコツが紹介されています。

本書のポイント

先延ばしは脳の仕組みの問題
根性論ではなく、脳の仕組みを知って先延ばしを解消しよう!
というスタンスで書かれていること。

「これならADHDの私でもできるかも!」

と思えるコツが満載でした。

  • 先延ばし発生のメカニズム
  • やる気スイッチの入れ方
  • 特に参考になったコツ2つ

を紹介します。

脳が先延ばししてしまう2つの理由

本書によると、そもそも脳は先延ばししやすい性質をもっているそうです。

なぜ、脳は先延ばししやすいのか?

そのメカニズム2つを解説します。

①人間の脳は変化を嫌う

人間の脳には生命維持のため、変化を避けて現状を維持しようとする防衛本能がそなわっている。

②「やる気スイッチ」は行動しないとオンにならない

やる気が起きないときは、ついつい起きるのを待ってしまいがち。

しかし、皮肉なことに、やる気スイッチは待っていてもオンにはならず「行動に着手」することではじめてオンになるんです。

これは、行動を起こすことで脳の「即座核」が刺激され、やる気ホルモンの「ドーパミン」が出るから

つまり、やる気が起きるのを待つのではなく、ドーパミンが出るよう仕向けていく必要があります。

脳の先延ばしを防ぐには「小さな行動」が重要!

ドーパミンを放出して、変化嫌いの脳をやる気にさせるにはどうすればいいのか?

答えは、ほんの少し」行動すればOK

  • 勉強のテキストを開く
  • パソコンの電源をつける

    そんな小さな行動が効果的です。

    小さな行動が効果的な理由

    脳には「可塑性」があり、大きな変化は受け入れずに元に戻そうとするけれど、小さな変化は受け入れやすいため。

    本書では、

    • まずは10秒だけやってみる
    • 気乗りしないときは体を動かしてみる
    • 気になることがあって集中できないときは紙に書き出す

      のような、すぐできる具体的なアイディアがたくさん紹介されています。

      完璧主義のひとがすぐに行動するためのコツ

      完璧主義だと、質を高めようとするあまり、

      • 行動量が減ってしまう
      • なかなか行動にうつせない

      こんなことが起こりやすいですよね。

      私はこの完璧主義でよく苦しむのですが、本書に良い指針が載っていました。

      01考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする(P24)

      本書では、すぐ行動できるようになるには、

      • 「量」→「質」の順番を意識

      第一に「行動量」を増やし、「行動の質」はそのあとに上げるのがポイント

      と言い切ってくれています。

      そして、完璧主義タイプがすぐ行動するためには

      • 「仮決め・仮行動」

      がおすすめ。

      たとえば、筋トレを始めたいけれど、

      • ジムに通うか自宅でやるか
      • 服やシューズはどうしよう?

      いろいろ考え込んでしまい始められない。

      こんなときは、とりあえず自宅で今ある服に着替えて腕立て伏せや腹筋をしてみる。

      アクションを起こすと何かしら結果が得られます。

      結果をもとに、

      • やはりジムに通った方がいいかも?

      と軌道修正していけばいいのです。

      完璧主義をやめるために大切なこと

      最初からガチガチに考え抜くのではなく
      1. とりあえず今できることからはじめて
      2. 結果をもとに軌道修正すればいい
      というのを忘れずに!

      やる気が落ちて継続がしんどくなったときのコツ

      先延ばしの原因にもいろいろありますよね。

      • 思うように成果が出なくて、動くのがおっくうになり先延ばししてしまう

      このパターンの対処法は下記の通りです。

      22「結果目標」ではなく「行動目標」に注目し、悪循環から抜け出す(P106)

      「結果目標」とは
      「売上目標」や「資格を取得する」といった結果重視の目標
      「行動目標」とは
      「毎日30件の営業電話」や「過去問を10問解く」といった結果を出すために必要な具体的行動にポイントを置いた目標

      行動目標は自分で決めたことをやればいいだけなので、成果目標より失敗しにくく、モチベーションの維持につながります。

      思うように成果がでないときは

      1. 結果にこだわるのをやめ、行動目標にフォーカス
      2. 結果が出るようになったら、ふたたび結果目標にもフォーカス

      こうすることで、結果目標がストレスとなり、行動を先延ばしにするのを防げます。

      『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』まとめ

      ①人間の脳の仕組み

      2つの理由で脳は先延ばししやすくできている

      • 変化を嫌う
      • 行動しないとやる気が出ない

      そして、

      • 小さな行動の変化なら受け入れられる

      という性質がある。

      ②やる気がわかないときの「小さな行動」を決めておき、やる気スイッチをいれよう。

      ③-1:完璧主義のひと

      • まず量をこなす
      • そのあと質を上げる

      を意識して、まずは行動量を増やそう

      すぐに行動にうつせないときは、

      • 「仮決め・仮行動」→結果をもとに修正する

      ようにしよう。

      ③-2:思うように成果が出ずにしんどいとき

      • 「結果目標」ではなく「行動目標」にフォーカス

      して先延ばしを防ごう。

      先延ばしや完璧主義で行動量が落ちていた私に、ピンポイントで役立つ本でした。

      すぐ行動にうつせる具体的な方法が紹介されている点も良いですね。

      先延ばしや完璧主義に悩む方にはおすすめの一冊なので、ぜひチェックしてみてほしいです。

      最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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