こんにちは。ADHDのすみれです。
定型発達者の夫がいるADHD妻です。
ADHD妻と、穏便に話し合いができていますでしょうか?
我が家は、ADHD妻の私の特性により、話し合い中に夫婦喧嘩になることが多かったです。
しかし、すぐできる5つの対策をとることで、話し合いによる喧嘩が8割も減りました。
ADHDと夫婦喧嘩:対策①話し合いのNGタイミングを避ける
話し合いはまず、喧嘩しやすいタイミングを避けるのが重要です。
それだけで、夫婦喧嘩の発生率が大幅に下がるからです。
話し合いに向かないタイミングを2つご紹介します。
①生理の1週間前
生理の1週間前になったら、ADHD妻との話し合いは避けた方が無難です。
理由は以下の通りです。
ADHDの女性の場合は、月経前に本来持っている“衝動性”が亢進するために、イライラや易怒性が増すと言われています。
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実際、生理前になると、ささいなことで夫にイライラしてしまうんです。
話し合いをして意見が分かれたりしようものなら、こだわりの強さも手伝って怒ってしまいます。
ところが、生理が始まってからは別人のようにイライラが減って、「なんで、あんなささいなことでイライラしてたんだろ?」と思うんです。
生理が終わったら話し合うのが吉です。
②夜の遅い時間帯
我が家では、夜に話し合うと100%喧嘩になるので、夜は話し合わないルールに。
定型発達者のひとでも、夜は疲れてイライラしやすかったり、自制がきかず喧嘩につながることをいったりしやすくなりますよね。
ADHDの私は一日中頭のなかが多動なので、夜は疲れて出がらし状態。
疲れているときに話し合いで頭を使おうとすると、すぐにイライラして喧嘩に発展しやすいです。
話し合いを日中にするだけで、理性的に話せて無駄な喧嘩が減るのでおすすめです。
なお、どうしても夜に話しているうちに喧嘩に発展してしまう場合は、じっくり話してしまうシチュエーションを避けることも重要です。
また、喧嘩に発展しやすい話題を把握して、夜には話さないようにするのも役立ちます。
我が家では、夜に一緒にお風呂に入ると話し込んでしまい、気がついたら口論に発展していたので、一緒にお風呂に入るのをやめました。
喧嘩しやすい話題は、お互いの仕事の話ですね。お互い、ただ話を聞いてほしいだけなのに、いらぬアドバイスをし合ってしまい、こだわりの強さから余計な口出ししないでという感じで喧嘩になっていました。
ADHDと夫婦喧嘩:対策②ADHDの特性へ配慮しながら話し合う
ADHDの私は衝動性が強く、簡単にいうと「せっかち」。
また、不注意の特性から、ひとの話を集中して聞くのが苦手。
会話もどんどん忘れてしまいます。
そんな私の特性に配慮して、定型発達者の夫が編み出した具体策3つをご紹介します。
①話し合いの所要時間を示す
夫はよく、「今から1時間だけ話し合いをしよう!」というように時間を提示してくれます。
せっかちで、話を聞くのも苦手な私にとって、話し合いの時間がわかるのはありがたいです。
「この1時間の話し合いに集中して結論を出すぞ」と集中力が高まります。
②話し合いの目的や選択肢を紙に書きながら進める
ADHDの私は話し合いでこんなときにイライラしてしまいます。
- 夫からの質問の意図がわからないとき
- 話のゴールがみえないとき
そのため、夫は下記のようなことを紙に書きながら話し合いを進めてくれます。
夫の話し合い中のメモ
- 話し合いの目的
- 選択肢ごとのメリット・デメリット
- いつまでに何をすればよいか
おかげで、話し合いの先が見えなくてイライラすることが減少。
また、紙に書いてくれることで短期記憶が弱い私でも話についていけます。
③話し合った内容はスマホに残す
ADHDは話し合いの内容を忘れやすいです。
相手の発言、自分の発言、せっかく話し合って決めたことも忘れます。
あとで「言った言わないの水掛論による喧嘩」に発展しやすいので、話し合いで決まった内容をスマホに残しています。
具体的には、夫婦の議事録用のLINEグループを作ると便利です。
LINEに夫婦用のグループを作るメリット
- あとから検索できる
- 普段のLINEでのやり取りに埋もれない
- いつも触っているスマホの方が、見返すまでのハードルが低い
ADHDは話し合い結果を紙媒体に残しても、あとから見返さない可能性が高いので、LINEに残すのがおすすめです。
話し合いの内容を記憶するためにも、議事録は私が作ります。
ADHDと夫婦喧嘩:まとめ
話し合いのNGタイミングを避ける
①生理1週間前
②夜遅い時間
ADHDの特性へ配慮しながら話し合う
①話し合いの所要時間を伝える
②話し合いの目的や選択肢を紙に書きながら進める
③話し合いの内容をスマホに備忘録として残す
5つの対策はどれも精神論ではないところがポイントです。
「喧嘩をしないぞ!」と意識をあらためるより、喧嘩が減る仕組みを作る方が成功率が高いからです。
私の特性を把握して、配慮をしてくれている夫には感謝しています。