こんにちは。ADHDのすみれです。
就労移行支援へ通い始めて2か月が経ちました。通ってみての変化や、どんな人におススメのサービスかをまとめました。
就労移行支援の利用を検討している方の参考になったら嬉しいです。
就労移行支援に通って感じたメリット
- 朝が起きられるようになった
- 体調が良くなってきて活動量が増えた
- 思考の反すうやフラッシュバックが減った
- 少しずつ人に慣れてきた
就労移行支援へ通う前の状態
就労移行支援に通う前は、一人で家に引きこもっている時間が長かったのですが、外に行こうと思ってもおっくうで外出できないんですよね。うつ病の方には共感していただけるかなと思うんですけど、洋服を着替えるのも、人のいる空間に行くのも気が重くて。
しかし、ずっと家の中にいると刺激が少ないため、思考の反すうでネガティブな考えや不安が繰り返し浮かんで来たり、嫌な記憶がフラッシュバックしてきてしんどかったです。
このまま家にこもっていてもメンタルの改善がみられないと感じたことと、復職に向けて何かできることはないかと考えて、就労移行支援に通うことにしました。
就労移行支援は強制的に外出する機会
私は予定が入っているなど強制力が働けば、外出できる状態でした。そこを利用して、就労移行支援へ通い出してから、心身ともに良い影響がみられました。
まず、朝早く起きた方が圧倒的に体調がいいんです。それまでは、どうしても朝が起きられず、1日10時間くらい寝てしまって11時くらいに起きていたのですが、そうすると1日中頭も体も重いままで、何もする気力がわかないという悪循環に陥っていました。
また、講義を聞いたり動画を見て学習したりと何かに集中していた方が、思考の反すうやフラッシュバックが減りました。
対人過敏もひどかったのですが、職員さんの対応が柔らかくて安心できる雰囲気を出してくださっているので、少しずつ人と接する緊張が減っていきました。とはいえ、障害者を子ども扱いするのではなく、一人の人間として接してくださるので、その点も良かったです。
就労移行支援1か月目
まずは就労移行支援に慣れることを目的に、週に2回から3回のペースで通いました。
最初は前日の夜や当日に、緊張から通所するのが気が重くなっていたのですが、1か月目の終わり頃には気負わず通えるようになりました。
私は社交不安があり、他の利用者さんと活発に交流するのがまだ不安だったので、交流の機会が任意の事業所を選んだのも適応できた理由のひとつでした。
※週に何回から通えるかは就労移行支援事業所によって異なるので、見学時によく確認した方がいいです。週4からというところや、基本的に週5というところもありました。グループワークの多さも事業所によって違います。
就労移行支援2か月目
2か月目は週に3回通いました。通う曜日や日数を固定したところ、暮らしのリズムが整いやすくて良かったです。
また、講義によって、自分だけでは知る由のなかった働き方であったり、卒業生がどのような訓練をしてどのような就職先に行ったのかを知ることができ、一人で就職活動を行うよりも情報が取れていいと感じました。
採用における就労移行支援のメリット
障害者雇用の場合、障害者を採用するにあたって企業側が一番重視しているのが、「どれくらい安定して出社できるのか」だそうです。というのも、仮にどんなにスキルがある方でも、出勤できないと関係を構築できないから。就労移行支援での「出席数・出席率」を詳細にたずねてくる企業もあるそうです。そのため、まず安定して働けることが大前提となります。
就労移行支援に通って、一定期間の通所の履歴を残すことで、企業側にも安心してもらうことができます。これが、就労移行支援へ通った方が、就職に有利になるといわれる理由のひとつです。
就労移行支援はこんな方におススメ
- 社会人経験のない方/少ない方
- メンタルや体調を安定させたい方
- 暮らしのリズムを整えたい方
- 特性を理解して対策を立てたい方
- スキルを学びたい方
- 就職活動のサポートを受けたい方
就労移行支援は、社会人経験がない方や少ない方も多く通われています。そのため、社会人経験がある程度ある方には物足りなく感じる可能性もあることはご承知おきください。なので、「誰にでも就労移行支援はおススメですよ!」とはいえないです。
私は、10年ほど一般就労の経験がありますが、二次障害の影響で以前のように働くのは難しく、今の私には就労移行支援はちょうどよく感じています。今までとは違った働き方を模索します。
また、就労移行支援事業所により提供しているプログラムや雰囲気などが大きく異なりますので、複数か所を見学してから決めた方が安全です。
自分の特性に合った事業所を選ぶことができれば、就労移行支援での時間は有意義なものとなります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。