こんにちは。ADHDのすみれです。
- ハローワークを利用中/利用予定
- オープン就労かクローズ就労か迷っている
- 就労移行支援事業所を紹介してほしい
- 専門知識のある方に職探しの相談をしたい
こんな発達障害者・精神疾患の方向けに、精神障害者雇用トータルサポーターという支援者をご紹介します。
精神障害者雇用トータルサポーターとは
ハローワークの障害者職業相談窓口に在籍する精神障害の有資格者です。
無料で仕事探しの相談に乗ってもらえます。
専門家に発達障害や精神疾患の症状を理解してもらったうえで、仕事の提案までしてもらえるとはありがたいです。
サポートの範囲も下記の通り広いです。
精神保健福祉士、臨床心理士等の資格を有し、精神障害の専門的知識や支援経験を有する人材を「精神障害者雇用トータルサポーター」としてハローワークに配置しています。精神障害者雇用トータルサポーターは、精神障害者の求職者に対して精神症状に配慮したカウンセリング、就職準備プログラムの実施、職場実習のコーディネート、専門機関への誘導、就職後のフォローアップ等を行うとともに、企業に対して精神障害者の雇用に関する意識啓発、課題解決のための相談援助、個別定着支援、医療機関と企業の橋渡し、先進事例の収集等を行っています。
医療機関の障害者雇用ネットワーク『(5)精神障害者雇用トータルサポーター』
精神障害者雇用トータルサポーターの利用方法
基本的に予約制です。
ハロワへ行った際に、トータルサポーターが空いていればそのまま面談できますが、予約した方が待ち時間がなく無難です。
というのも、私は初めての面談で1時間ほどお付き合いいただいたので、予約していかないと、他の方の面談が終わるまでかなり待つ可能性もあるかと。
また、利用者に同行して外出してらっしゃることもあります。
面倒な書類作成から面接サポートまで!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】精神障害者雇用トータルサポーターへ初相談!すごく頼もしかった
今まで障害者職業相談窓口の通常の職員さんに相談していましたが、知識や対応のレベルがまったく違います。
せっかくハローワークで職業相談するなら、トータルサポーターを指名した方が有意義です。
発達障害や精神疾患に関する知識が豊富なので話がスムースでしたし、自分では知ることができなかった「職業評価」という制度を知ることができました。
以下、ご参考までに面談内容を書きます。
精神障害者雇用トータルサポーター初面談の内容
今回がはじめての相談だったので、まず下記のヒアリングを受けました。
- 就労移行支援を辞めた理由
- 職歴
- 仕事をしていて困ったことや得意だったこと
- 仕事探しの希望(就労形態・月収・仕事内容etc…)
自分のことをある程度把握していただいたうえで、こんな会話にもなりました。ADHDの実態を良くご存知の方で嬉しかったです。
- ADHDはマルチタスクが苦手なので、障害者雇用の一般事務がかえって向いていない方もいる。
- ゆえにADHDはクリエイティブ系の職に就いている人が多い。
- 認知特性(言語優位・視覚優位・聴覚優位)がどのタイプかによって、同じADHDでも向いている職業が異なる。
- 発達障害者には頭が良い方も多く、学生時代はなんとかなっていたが社会に出てつまずくタイプがいる。学歴があるからといって仕事ができるとは限らない。
また、就労移行支援事業所ごとの違い(社会人経験がある方に向いているのはどこかや訓練内容など)もご存知だったので、事業所を探している方はぜひ相談してみてください。
精神障害者雇用トータルサポーターからの現実的なアドバイス
色々ヒアリングしてくださったうえで、私の実態に即したアドバイスをいただけてありがたかったです。
- 職歴・強みから実現可能性のある仕事の提案を受けた。
- 結婚もしており、すぐに就職しなければいけない状態ではないため、好きなことや得意なことを活かせる道を探してもいいのでは?
- 他の就労移行支援に通うのが気が進まないのであれば、障害者職業センターの「職業評価」を受けてみては?職務遂行能力を客観視することで、仕事選びの判断材料にもなる。
「職業評価」とは、道具を使った作業検査や職業適性検査、性格検査などを通じて、得意・不得意、職業上の適性を整理するものです。
検査終了後、専門家からのフィードバックを受けられます。
オープン就労かクローズ就労かで迷われている方の判断材料にもなるそうです。
また、トータルサポーターさんにオープンがいいかクローズがいいかを相談することももちろんできます。
精神障害者雇用トータルサポーターは「職業評価」にも同行してくれる
職業評価はフィードバックを受けるまで長丁場です。それでもかまわない方はご利用ください。
職業評価の流れ
- 職業センターへトータルサポーターさんが予約を入れる。自治体や時期にもよるが説明会の予約が取れたのは最短で1か月後の日にちだった。
- 概要の説明会に参加し、説明会後に専門家との面談で職歴や特性などを伝える。
- 後日3〜4回ほど職業センターに通って検査を受ける。
- 約2か月後に検査結果が出るので、フィードバックを受ける面談がある。
この最初の説明会と面談、「職業評価」の結果が出たあとの面談にもトータルサポーターが同行してくださるとのこと。
手厚い支援に驚いたのと、伴走してくれる専門家がいるのは心強く感じました。
精神障害者雇用トータルサポーター:終わりに
今回のトータルサポーターさんの対応のおかげで、障害者を支援する職業の方への印象が変わりました。
有資格者はやはり頼もしいですね。知識もお持ちですし、傾聴もできてらっしゃるので相談しやすかったです。
せっかくハローワークで職業相談するならば、ぜひ精神障害者雇用トータルサポーターをご利用になってみてください。
- 障害者専門のエージェントさんに無料登録しておくと、独自の求人をもっているので求人探しの幅が広がります。
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