こんにちは。ADHDのすみれです。
定型発達者の夫がいます。
アパレル販売員をしていたことがあるので、その観点からも『僕の大好きな妻!』第5話の感想・解説を書きました。
なお、原作の漫画は『僕の妻は発達障害』というタイトルです。 *僕妻の見逃し配信はこちら・31日間無料でドラマやアニメ見放題* U-NEXT - 映画やドラマ、アニメなどの動画が見放題 U-NEXT Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
知花が接客中に周りがみえていない理由
5話では、知花さんがアパレル販売員の仕事に就きましたが、接客中に周りがみえず、他のスタッフが接客中のお客様に声かけしてしまうシーンがありました。
この理由ですが、ADHDゆえのワーキングメモリーの少なさが原因と推測します。
パソコンでも、メモリーの容量が大きい方が同時処理が得意で動きがいいですよね。
人間にもそれはあてはまります。
ワーキングメモリーに問題がないひとであれば、接客をしながらも店全体や他のスタッフの様子にも目を配ることができます。
一方、ADHDはワーキングメモリーの容量が少ないため、目の前の接客で頭がいっぱいになり、同時に周囲に目を配るのが難しいこともあります。
なお、個人ごとの売上をつけているブランドだと、他のスタッフが接客をはじめたお客様に声をかけてしまうのはNGです。
私も、接客しながら、どのスタッフがどのお客さまについているかを把握するのは苦手でした。
レジの金額が合わないのは大きなミス
知花さんが働きにきてからというもの、夜のレジ閉めの際に金額が合わないことが何度かあり、店長たちが困っているシーンがありました。
本来、夜のレジ締めのときにレジの金額が合わない※ことは、年に数回しか発生しないです。
※レジに入っているお釣り銭の額は決まっていて、その日の現金売上をぬけば、元のお釣り銭の金額に戻るはずである。
短期間で何度もレジミスを起こすひとは、たとえ売上がよくても雇いづらいとは思います。
お客さまからお金を多くいただくのも問題ですし、かといって多くお釣りを渡したらそれは会社の損害となってしまいます。
レジミスのシーンが描かれていないので推測にはなりますが、知花さんは算数のLD(学習障害)もあって、数字を正しく認識するのが苦手なのではと思いました。
もしくは、ADHDの不注意の特性によるレジミスか。
LDの場合は、なかなか改善が難しいことかもしれません。
知花の接客における2つの強み
ちょこちょこミスをしてしまう知花ですが、売上は好調でした。
知花さんは、販売員として2つの強みがあると感じたので解説します。
強み①知花の人懐っこさ
ドラマをご覧になっている方は、知花のことを出会ったばかりの相手でも、どんどん距離をつめていくタイプだと感じているのではないでしょうか?
これは、発達障害ゆえのひととの距離感のおかしさ※の可能性があります。
※相手との関係性から適切な距離感で接することが不得意ということ。
知花の場合は、初対面のひとにもグイグイいくタイプなので、それが接客ではプラスに作用しているのでしょう。
強み②知花は接客が好き
知花の働いている姿をみると、接客が好きで楽しんでいるのが伝わってきます。
ぶっちゃけ話をしてしまうと、接客が好きではないアパレル店員は多いです。
私は5年間働いたなかで、接客が好きといった販売員には1人しか出会いませんでした。
接客は好きじゃないけれど、ファッションが好きなので働いているというひとが多かったです。
実は私も接客は好きではなくて、一般事務よりは苦手意識が少なかったので働いていたというのが大きいです。
そのため、知花さんのひとが好き、接客が好きというのはそれだけでめちゃくちゃ強みで、それが売上のよさに繋がっているのでしょう。
終わりに
知花さんは、せっかく接客に向いているのに、発達障害ゆえの特性に足を引っ張られてしまうのは本当にもったいないと思います。
お会計は苦手だけれど接客は得意という凸凹をもつ知花さんが、今後どうなっていくのか注目していきます。
なお、原作者いわくドラマのお仕事編はオリジナルストーリーとのことでした。
他にも漫画とドラマではストーリー展開が違うため、それぞれの良さがあります。
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