こんにちは。ADHDのすみれです。
「僕の大好きな妻!」第7話の主要トピックは、発達障害者が子をもつかどうか、発達障害者と一緒に働きたくない定型発達者もいることについて。
またまた、当事者が避けては通れない大問題をぶっ込んできましたね……!
以下、7話の感想や解説です。 U-NEXT - 映画やドラマ、アニメなどの動画が見放題 U-NEXT Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
発達障害者が子どもをもつかどうか
「知花との子どもが欲しいな」と言う悟に対して、「お断りします!」とハッキリ答えた知花。
知花は、子どもをつくりたくない理由に下記を挙げました。
- 自分のことで精一杯
- 子どもに発達障害が遺伝する可能性がある
- 自分が苦労したから、子供が幸せになるイメージがわかない
子どもをもちたくないという発達障害者がいるのは本当です。
自分が発達障害者に生まれてきて辛い人生をおくっているので、子どもに同じ思いをさせたくないというのが多く見かける理由です。
ただし、発達障害者であっても、子どもを産んでいる方はたくさんおり、みんながみんな子どもをのぞまないわけではありません。
子どもをもつもたないは、あくまで個人やご夫婦で決める問題だと思います。
発達障害者と一緒に働くひととの相性
副店長が知花に、倉庫で値下げシール貼りをするよう指示。
副店長は、新作には値下げシールを貼らないで欲しいと説明しなかったため、知花は倉庫の全部の服にシールを貼ってしまったのでした。
しかし、副店長は「わからない方がおかしい」と自分に落ち度はないことを主張。
部下のタイプによって教え方や指示内容を変えようとしない上司は、発達障害者と相性が悪いです。
上司として優秀な方であれば、「この子は1から10まで説明しないとミスしてしまうから、丁寧に説明しとこう」と部下のタイプにより対応を変えられるんです。
言い方は悪いですが、発達障害者を上手に使ってくれるひとが上司になると、仕事への適応率はめちゃくちゃ上がります(発達側も、疑問や困りごとを言葉にして質問したり相談したりする必要はある)。
私のアパレル時代の上司は、教え方・指示出しがうまくて働きやすかったんです。
▼教え方上手の上司とのエピソードはこちら▼
相手が定型であれ発達であれ、来て間もない派遣さんに対して「倉庫の服に値下げシール貼っといて」は、さすがに指示が雑過ぎますね。
貼って欲しい服を仕分けて置いたり、今回の値下げの意図を説明したりと、部下のミスを防いであげることは簡単にできたはず。
発達障害が「個性」ではなく「障害」である理由
ミス続きの知花の存在で、職場のメンバーの負担が増えていたのは事実。
副店長が知花に対して、「私はあなたと一緒に働きたくないです! ちゃんと働いてる気になってるけど、全然そんなことないから! こっちがフォローしてるだけだから! もう辞めたら?」と面と向かっていうシーンがありました。
きつい言葉ではありますが、このセリフをきいて胸がスッとした定型発達者の方もいるのではないでしょうか?
知花が発達障害者であることに罪はない、しかし、定型が発達障害者に迷惑をかけられたくないのも当然の気持ち。
このどうしようもなさこそが、発達障害が「障害」たるゆえんであり、発達障害を「個性」だなんて呑気な言葉で片付けて欲しくない理由なのです。
私含め、「発達障害を個性」と表現されることに抵抗がある当事者は多いので、説明させていただきました。
そもそも、子どもを産むかどうか迷うレベルの個性、病院で診断される個性って無理がありますよね。
終わりに
「僕の大好きな妻」は、障害を綺麗事で済まさず、発達障害当事者、その周囲のひとのリアルな心情を描いている点が画期的な作品だと感じました。
発達障害について知りたい方には最高の教材。
原作漫画とドラマではストーリー展開が違うので、ドラマから入った方は、ぜひ原作にも触れてみてくださいね。
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