
こんにちは。ADHDのすみれです。
今年、無事に結婚生活6年目を迎えました。
「パートナーのいずれか一方がADHDである場合、ADHDではないカップルの2倍の確率で関係が破綻する」という報告があります。
それでも、離婚危機に陥らずにここまでこれた理由は、以下の2点が大きいのではないかと思います。
①経済的な独立性
②価値観の一致
理由①経済的な独立性【地獄の沙汰も金次第】
「地獄の沙汰も金次第」とは、どんなに困難な状況や絶望的な場面でも、お金があれば解決できるという意味のことわざです。
私の発達障害や二次障害の影響で、夫婦にとって苦労が多かったのは事実。
それでも結婚生活が続いているのは、私が障害年金を受給しており夫と財布が別々で済んでいるからというのが大きいです。
お互いが立派な人間だからではなく、私が障害者でも夫に過度な負担がかからない仕組みになっているから離婚に発展しないのです。
現在、私は障害年金と月に数万円の労働収入で自身の生活費を賄っています。
日々の生活費は基本的に折半で、個人で買いたいものがあればそれぞれ自身のお金を使っているので、お互いの出費に目くじらを立てる必要がないのです。
また、夫に養われていないので、家事も基本的に分担制です。
実際は、私の方が時間に余裕があるぶん夫よりも家事を行っていますが、養われていないことで心身の調子が悪くて家事ができないときでも罪悪感なく休めます。
夫も仕事で疲れて帰ってきたときに私が家事ができていなくともイライラせずに済みますし、自主的に家事をしてくれます。
もし、夫婦喧嘩が絶えない場合、お金があれば解決できることも多いと思うので、その観点から解決を図るのもひとつかもしれません。
理由②性格は真逆だが価値観が似通っている
振り返ると、性格の違いにより喧嘩することはあっても、価値観が一致しているせいか離婚問題に発展するような喧嘩はしたことがないんですよね。
まず性格の違いからまとめると、以下のとおりです。
長く一緒にいればいるほどお互いの性格の真逆さが浮き彫りになってきました。
夫:楽観的 私:悲観的
夫:気分屋 私:計画的
夫:合理的 私:感情的
夫:温和 私:短気
夫:鈍感 私:繊細
夫:社交的 私:内向的
我ながら、よくこんな正反対の人間同士が一つ屋根の下で暮らしているなと思います笑。
一方で、不思議なことに価値観はびっくりするくらい似通っているんです。
- お互い自然に囲まれて育った田舎者なので、老後は田舎に引っ込みたい
- 漫画を読むこと、食べることが好き
- 食事に気を付ける、サプリを飲むなど健康に優先的にお金をかけている
- 人にどう思われるかよりも、自分が楽しいか幸せかどうかで判断する
- 日々の出来事から物事の本質や法則性、原理原則を考えるのが好き
- 「足るを知る」を大切にしている
- 犬派ではなく猫派。血統書も雑種もどちらも好き
- 余談ですが顔が似てるって言われます。大谷選手とマミコさんが「作画が同じ」とネット上で言われてましたが、そんな感じです。
価値観が違い過ぎると、別々の道を歩まざるを得ないこともあるのではないでしょうか。
例えば、都会好きな人がパートナーから「田舎に移住しよう」と言われたら困るでしょうし、何に優先的に時間やお金を使うかも違い過ぎたらお互いストレスでしょうからね。
激しい喧嘩をしたこともありますが、大きな価値観の不一致がなかったので、別れずに過ごしてこれたのだと思います。
以前に夫が「人生の方向性が同じだから結婚しようと思った」と言っていて、今ならその意味がわかったような気がします。
結婚相手を選ぶ際には「人生の方向性が同じかどうか」という観点ももってみるとよいかもしれません。
ADHDの私が結婚生活を無事に送れている理由を考えてみた:終わりに
なんだかんだ夫とはおじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒にいる気がします。
何かしらご参考になる点がありましたら幸いです。