障害年金の社労士さんの選び方【体験談】

こんにちは。ADHDのすみれです。

社労士さんに依頼して障害年金申請をする予定の方向けに、

  • 障害年金の社労士さんの選び方:5つのポイント
  • 電話無料相談で聞かれること

についてまとめました。

社会保険労務士とは聞き慣れない職業ですよね。

社労士とは、法律系の国家資格者で社会保障制度の専門家です。

社労士が扱うのは、雇用保険法、健康保険法、国民年金法などです。

よって、障害年金の申請の代行は社労士さんに依頼するワケです。

私は、2019年に社労士さんに依頼して障害年金2級の受給が決定したのですが、どの社労士さんに依頼するかけっこう悩みました。

というのも社労士さんへお支払いする成功報酬はなかなか高く、障害年金の2か月分が相場のためです(まれに1か月分の事務所もある)。

そのとき調べて知ったことをまとめたので、皆さまが事務所選びで失敗しないよう、ご参考になったら嬉しいです。

障害年金の社労士さんの選び方:5つのポイント

①障害年金の申請経験が豊富

社労士さんの業務領域は幅広いです。

労務に強い方ではなく、障害年金の申請を専門にしている方を選びましょう。

それでも、なかには障害年金の申請に不慣れで、手続きでミスをする社労士さんもいるそうです。

そのため、障害年金の業務経験が長く、申請件数が多い方を選びましょう。

相談件数をアピールしているところもありますが、実際に申請まで進んだ件数は不明であるため、あくまで申請件数の方が大事です。

②発達障害で受給成功事例がある

実は、障害年金とは、申請できる障害名や疾患名が決まっているのではなく、申請できないものが決まっているだけです。

そのため、あらゆる障害や疾患で申請できるので、発達障害での申請経験が豊富な先生ばかりとは限りません。

発達障害での請求で成功した実績がある方を選びましょう。

私はHPで発達障害の受給成功事例を複数公開している社労士さんを選びました。

実際、発達障害の症状に詳しく頼れる方でした。

③外出が難しい場合、来所以外の対応が可能か

私は障害年金申請を依頼する際、うつ病で外出する気力がありませんでした。くわえて、対人過敏により社労士さんに会うのも難しい状態。

そのため、直接お会いしなくても電話のヒアリングで申請手続きを完了できる社労士さんに依頼しました。

もし、私のような状況の方は、直接事務所へ行かなくても済む社労士さんを選ぶのもアリです。

電話やメールでやり取りをしたり、自宅の近くへ来てくださる社労士さんもいたりするので、確認してみましょう。※出張費について確認のうえ。

④依頼人と社労士さんの相性

多くの社労士事務所では、電話無料相談で障害年金の受給可否を判断してくれます。

候補の事務所を絞り込んだら、電話をしてみて印象を比較しましょう。

社労士さんとの相性は大切です。

自分の症状やこれまでの人生の辛い経験を打ち明けることになるので、この人になら話してもいいと思える方を選びましょう

また、女性の依頼者さんで女性の社労士さんの方が話しやすい場合、リクエスト可能な事務所もあります。

⑤費用に怪しい面がないか

社労士事務所によっては、成功報酬以外に着手金という費用をお支払いするところがあります。

着手金は相場が1万円から3万円ですが、一方で着手金0円をうたっている事務所もあります。

しかし、着手金0円でも、事務手数料などその他の名目で着手金相当を請求されることがあるそうです。

また、解約金など事前に案内していない費用を請求されることも。

費用の全貌について、よく確認してから契約をするようにしましょう。

※着手金0円の事務所の全てが怪しいということではなく、なかにはそういう事務所もあるということです。

社労士さんの電話無料相談で聞かれること

社労士さんは、障害年金の受給可否を判断をするために、下記のようなことを尋ねてきます。

すぐ答えられるように準備してから電話した方がスムーズです。

  • 年齢
  • 住所
  • 診断名
  • 初診日がいつか
  • 病院はずっと同じか、それとも複数か
  • 初診のときに加入していた年金制度
    (国民年金のみか、厚生年金にも入っていたか)
  • 現在、就労しているか
  • どんな風に日々を過ごしているか
  • 症状は?
  • 同居家族はいるか
  • 医師が障害年金の申請を承諾済みか

2件の社労士事務所に電話無料相談をしてみたのですが、いずれも、「受給できる可能性はあるので、まずは医師に申請の承諾を得てからまたご連絡ください」と案内されて終話しました。

どちらの事務所も電話の印象は良かったので、障害年金の申請業務を古くからやられている先生の方に依頼することにしました。

障害年金の社労士さんの選び方:終わりに

注意点も書いたので不安にさせてしまったかもしれませんが、私を含め発達障害の方は騙されやすいですし、精神疾患を併発している場合は判断力が落ちているので、良くない事務所に依頼しないようあえて書きました。

私が依頼した社労士さんは、依頼人想いの親切な方で、知識も豊富でした。そういった方がほとんどだとは思いますが、大金が動くことなので用心に越したことはないです。

できたら周りの人に相談したり同席してもらったりしながら、慎重に進めましょう


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